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こんにちは。
裾野市を地域密着型工務店として、御殿場・裾野・長泉・三島・沼津・富士市で家づくりをしている永建のスタッフです。
さて、「ニッチ」という言葉をご存知の方も多いと思います。
隙間という意味を持ち、「ニッチな商品」「ニッチな趣味」というようにマニアックなものを表現する際に使われていることが多い「ニッチ」。
建築用語としては少し意味が違い、「ニッチ」はちょっとした工夫でシンプルなお家の壁がオシャレに、また便利にしてくれるものなんです。
今日は、永建でニッチを採用した事例をご紹介しながら、ニッチをつくるおすすめの場所やデザインなどのアイデアを紹介します。
設置時の注意点もまとめていますので、ニッチに興味のある方はぜひチェックしてみてください。
ニッチとは、西洋建築の用語で「壁の凹み」のことを言います。ニッチェと表記されている場合もあります。
厚みのある壁面や柱を半円や四角形などにくりぬき、中にちょっとしたモノを飾れるようにした部分を指します。
収納量はほんの少しですが、おしゃれな「見せる収納」として大活躍!
スイッチニッチ、玄関ニッチ、ディスプレイニッチなど種類も色々。
それではさっそくニッチを使った事例を見ていきましょう。

永建の施工事例から、ニッチを活用した素敵なアイデアをご紹介します。
最近では、インターホンや電気などのスイッチが集約している場所にニッチを造作させていただくことが多いです。
昔と比べてスイッチ類は種類も増え、サイズも大きくなりました。
これらのスイッチをただ並べるだけでは、何となく味気なかったり、大きさの違うスイッチでごちゃついた印象を受けてしまいますが、ニッチの中に収めるだけでまとまった印象になります。また、操作も1箇所で済み便利です。

▶︎【art Nature】北欧テイストのおしゃれな注文住宅:田方郡函南町間宮
https://www.eiken-kn.jp/case-newly/slug-94f7ae6ccf64bd051adf3b356ceba66e
お家の鍵や自転車や自動車のカギ、マスク、印鑑などなど、実はこまごまとしたものが多い玄関スペース。
モノの定位置をつくってあげることで、整理しやすくなり、どこに置いたか忘れてしまうことも減らすことができます。
また、玄関は家族の出入り口の役割だけでなく、お客様をお迎えする場所でもありますよね。玄関にニッチがあると、ちょっとした雑貨や写真を飾って素敵な空間に演出することもできます。
ニッチの形をアレンジしたり、照明を仕込んだりして、アクセントにするのもオススメです。

▶︎【注文住宅】理想を詰め込んだ『ジユウナイエ』:三島市北田町
https://www.eiken-kn.jp/case-newly/slug-023f67f0aebd11d35680d25fc6674a58
ギャラリーのように、趣味のものや写真、絵を飾るのに活躍するのが「ディスプレイニッチ」です。
ニッチの凹みには額縁のような効果があるので、中に飾るモノのサイズや数がそろっていなくても統一感が出ます。
ハロウィンやクリスマスを始めとした季節のイベントごとに飾るものをを入れ替える楽しみもできます。
また、お気に入りの本をディスプレイすれば、お店のようなオシャレな本棚にもなります。表紙が見えるので気軽に手に取りやすくなるのがメリット。お子様の好きな絵本や毎月買う雑誌など、身近に置きたい本を入れてみましょう。

▶︎収納たっぷり・家事楽動線の北欧住宅:伊豆市大平
https://www.eiken-kn.jp/case-newly/slug-659933e58971f02ffb63473fb9f2f8b0
▶︎【artNature】すべてがハイグレードな傑作の一邸の注文住宅:御殿場市
https://www.eiken-kn.jp/case-newly/slug-8658cede75f378c0721ccd084a66d2ff
ニッチの奥側の壁を特徴のあるクロスやタイルで仕上げ、アクセントとして使うアイデアもあります。
床から天井までを周りと違うクロスで仕上げるアクセントクロスは面積も大きくなりますが、ニッチなら少ないスペースで済むのでコスト削減にもなります。
また、コルクやマグネットボードにすれば、学校や幼稚園のプリントを貼ったり家族間のメッセージボードとして利用することもできますね。
おしゃれで便利なニッチですが、設置する際には次の3点に注意しましょう。
壁の厚さを利用して造作するニッチですが、どこにでも作れるわけではありません。
耐力壁など抜くことのできない壁や、外壁に面した部分には設置できないことがあります。
構造的に無理のない場所にはプランニングできませんので、他の部分で最適案を一緒に考えましょう!
ニッチを設計する際は、ニッチの枠のサイズだけでなく、奥行きにも注意しましょう。
飾りたいモノ、収納したいモノの厚みや下地、タイルなどの厚みも考慮し、奥行きを決めていきます。
そうしないと、いざ飾ろうと思っても奥行きがなくて飾れない、だったり、逆に奥行きがありすぎて「物置」みたいに生活感がでてしまうという後悔も考えられます。
もし奥行きを深くしたい場合は、壁の厚みも調整することになるため早い段階での相談が必要です。ニッチの奥行き=壁の厚さであることを忘れずに、事前にしっかりとご相談ください。
ニッチを設置するなら、ワンフロアに1ヶ所程度がおすすめです。
オシャレですがインパクトがあるため、あまり数が多いとかえって統一感のない印象になってしまうからです。
飾り棚として使用する場合はまとまった場所に設置するようにしましょう。
スイッチニッチとして使用する場合は、大きさにも気を付けなければいけません。
インターホンを始め、給湯器などはいずれ取り換え時期がきます。
新築時に取り付けるものとピッタリのサイズでニッチを造作すると、将来取り換えとなった際、ニッチに収まらない可能性が出てきます。
スイッチニッチの大きさはあらかじめ余裕を持ったサイズで設計するようにします。
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ニッチは、オシャレなだけでなくとても便利な収納でもあります。
紹介した事例を参考に、ぜひお気に入りのニッチを採用してみてください。
ニッチを設置する際は、つくれる壁とつくれない壁があるということ、またニッチの数と大きさについて注意が必要です。
ニッチはあくまでインテリアのアクセントとして考えましょう。
アクセントが多すぎるとかえってごちゃごちゃしてしまい、全体的にまとまりのない空間になってしまうとお家の後悔ポイントになってしまうかも。
たくさんのモノを収納したり飾りたい場合は、専用の棚や収納をつくるほうが良い場合もあります。
後悔しないためには、お家の設計の段階でどこにどんなニッチをつくりたいかをあらかじめ相談しておくようにしましょう。
▼施工事例ページはこちら
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