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こんにちは。裾野市を地域密着型工務店として、御殿場・裾野・長泉・三島・沼津・富士市で家づくりをしている永建のスタッフ永田です!
9月に入り、食べ物が美味しい季節になってきましたね。
今年はさんまが大変お安く、まるまると太ったさんまを大根おろしとすだちで美味しく頂いています。
さて、「スケルトン階段」という言葉をご存知でしょうか?
お家づくりを検討されている方は一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。
簡単に言うと踏板と骨組みだけでできた階段のことを言います。
左右の壁がなく、段と段の間が筒抜けになっている階段です。
高所恐怖症の人からすれば、ちょっと怖いかも…?
今回はそんな「スケルトン階段」がいかにデザイン性と機能性に優れた素敵な階段であるかを、メリットとデメリットを踏まえた上でお話していきたいと思います!
スケルトン(skelton)とは主に生物の骨格や骸骨を表す言葉ですが、建物の構造や骨組みのことを比喩的に指す場合があります。
建築では後者として使うことが多いです。
つまり直訳するとスケルトン階段は「骨組みだけの階段」という意味になります。
先ほどお伝えしたように、踏板と骨組みだけでできた階段のため段の間に隙間があり、空間に明るさと開放感を与えてくれるのが特徴です。
スケルトン階段は他にも「オープン階段」「シースルー階段」や「ストリップ階段」とも呼ばれています。
ではお家の階段をスケルトン階段にすることのメリットはどんなものがあるのでしょうか?また、気になるデメリットについても詳しく説明します!
スケルトン階段にすることで得られるメリットは主に4つ挙げられます。
考えられる一番のメリットは、「空間が広く見えること」です。
普通の階段は、壁や蹴込み板(階段の踏み板と踏み板に取り付けた板)によって視線が遮られます。
その点スケルトン階段は壁も蹴込み板もないため、その分視線が抜け、実際の広さよりも広く開放的に感じられます。
視界を遮らないということは、光も通します。
階上からの光が階下まで届くので明るく気持ちの良い空間になります。
風も通すため室内の空気が循環し、効果的に換気することもできます。
スケルトン階段を設置するだけでオシャレに感じられます!
オシャレに感じるかどうかは個人の主観にゆだねられますが、実際にお家を建てられるお客様でスケルトン階段を選ばれる方はとても多いです。
ナチュラルなインテリアに映えるアイアンの手すりなどは、良いアクセントにもなりますね。
吹き抜け+スケルトン階段は上下をゆるやかに繋いでくれるので、お家のどこにいても家族を感じられます。
階段がただの通路にならず、ちょっと腰かけて家族同士のコミュニケーションの場としても活用できます。
実際にお家にスケルトン階段を採用するにあたって、心配になるのは音や空調、安全面です。よく言われる懸念点とその解決方法もまとめてみました。
一番よく言われるのが隙間からの落下です。
小さなお子様が階段の隙間や手すりの間から落ちてしまったり、上からものを落としてしまって階下の人に当たってケガをしてしまう恐れは、100%ないとは言い切れません。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭などには特に、落下防止のネットをつけることをおすすめします。
ネットであれば、スケルトン階段のメリットを損なわず安全面をカバーできます。
スケルトン階段はオープンな構造のため、上下階で生活音がどうしても響きやすくなってしまいます。夏場冬場は空調の効きが気になるという方もいらっしゃいますよね。
生活スタイルが別々になりやすいご家庭ではスケルトン階段が合わないということもありますので、ご提案する際にはご家族それぞれの暮らしについて細かくヒアリングさせていただきます。
一方空調の効きや室内の温度に関しては、実はまったく問題ありません!
永建のお家は、高気密高断熱の高い性能のためスケルトン階段でも家中快適に過ごせます。
通常の階段では、階段下を収納にしたり、お手洗いにすることで空間を活用したりしますよね。
スケルトン階段は隠す壁がないので、階段下を持て余してしまうのでは?と懸念される方も少なくありません。
デスクなどを置いて作業スペースとして利用したり、思い切ってインテリアを飾るスペースとして贅沢に使ってみたりすることをオススメします。お子様の遊び場やペットの居場所として使われる方もいらっしゃいます。工夫次第で空間は最大限に活かせるので、間取りに困ったら是非ご相談ください!
スケルトン階段は、少ない部材で強度を出さねばならないため通常の階段よりもコストがかかるのが現状です。
アイアン手すりなどを造作する場合は特に費用がかかります。
そんなときは既製品を使うのもひとつの方法です。
今は既製品にも様々な素材からできたものや、デザイン性の高いものなどもたくさんあります。
既製品と造作をうまく組み合わせて、デザインとコストのちょうどいいバランスを見ながらお家にスケルトン階段を取り入れましょう。
実際に設置した例を永建の施工事例から見ていきましょう。
永建で手掛けた、2階建ビルトインガレージ付のcasa cubeです。リビングの大きな吹抜けには、空間に締りを与え凛とした表情を生み出す、エッジの効いた黒のスチール階段を設置。
シンプルな外観からは想像できないぐらい開放感あふれる家になりました。
https://www.eiken-kn.jp/case-newly/slug-3a414e4403029e6ac7900048e703ae70
”明るくて暖かいお家に住みたい”というお施主様のご希望を叶えるため、南側の窓を大きく取り、暖かく明るい光が入るようにし、一番多く過ごす1階LDKの床には床暖房を採用。
階段は鉄骨階段、室内はクロス・サッシ共に白を採用しシンプルな内観となっています。
この階段部分が大きな吹き抜けとなっており、明るくて開放感たっぷりの家になりました。
https://www.eiken-kn.jp/case-newly/slug-f499bb9b5deb9612fad74aa89bc838ef
実例を見ると、より一層スケルトン階段の魅力について理解が深まりますね。
このように空間を広く明るく、オシャレに見せてくれるスケルトン階段。
うまく活用すると、階段が単なる通路ではなく気持ちの良い居場所にもなります。
注意すべきポイントには適切な対策をして、ご家族全員のライフスタイルに合わせて上手に取り入れましょう!
永建でも、定期的に見学会を開催しています。
イベント情報は HPやインスタグラムで随時お知らせしていますので、ぜひチェックしてみてくださいね^^
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https://www.eiken-kn.jp/event